あこがれの日本に行って生活したい！と思い立ったあなた。十分な貯金や潤沢な資金がある恵まれた方は別にして、普通の外国人の方が日本で生活しようとすれば、まず仕事、そして住まいをどうするか、という問題から始まります。日本は空前の人手不足ですから、働く場所を探すことに不自由しないと思います。ただし、いろいろな求人があり、中にはびっくりするくらい条件の良い募集広告もインターネット上にたくさん流れています。ところが、日本に来て多くの外国人の方が悪質なブローカーや仲介業者にだまされて、多額の借金を背負ったり給料をピンはねされたりしていることも事実です。また、言葉の問題もあり日本語の雇用契約書が読めなかったり、内容を理解できないままサインさせられて泣き寝入りしてしまうケースもあります。

仕事探し

外国人が働きやすい会社とは、どういう会社でしょうか。

外国人が働きやすい会社とは

１　通訳がいて管理体制がしっかりしている
２　外国人の管理職がいる
３　バランス良くいろいろな仕事先がある
４　複数の職場を提案してくれる
５　最低賃金以上は保証して、極端に高い給料や多すぎる残業をアピールしない
６　法律を守ってくれる
７　公私ともに悩み事の相談に乗ってくれる人がいる
といったところだと思います。

仕事探しは慎重に

仮にあなたがお金を目的に来日することであっても、上記の注意点を守ることが、結果的には経済的にも精神的にもよい結果となります。うまい話には必ず嘘や隠し事があります。犯罪に巻き込まれたり健康を害したりする危険性もあります。仕事探しはくれぐれも慎重に。まずは、情報を収集して信頼のおける会社を探すことから始めてください。

住まい探し

次に、住まい探しです。最初は友達のアパートでルームシェアをする、という方が増えています。
ただし、日本で賃貸住宅を借りる場合は、オーナーさんと賃貸契約を結ぶ必要があり、特に外国人の場合はそこに住むことができる方を特定し、他人が宿泊したり利用したりすることを禁止しているアパートがほとんどです。長期間集団生活していると、ご近所から警察や入管に通報があり、住所や戸籍を調べられたり退去するように言われたりします。

ある程度長い期間日本に滞在し、安定した基盤を作りながら生活する場合はやはり自分で住まいを確保する必要があります。

ただし、日本で外国人が初めてアパートを借りる場合は、身元保証人が必要になったり保証金を求められたり、いろいろと手間やおカネがかかるものです。その場合、仕事を始めて１年くらいＷＢＳの宿舎を利用しながら生活することができれば、贅沢はできないかもしれませんが、一定期間は安定した収入と住まいを確保することができます。

その間あなたがまじめに勤務して給与収入が安定していれば、住民税や所得税、社会保険の負担を証明できる書類が作成できます。その書類をもとに、不動産屋さんに紹介を頼めればあなたが気に入った物件を借りすることは、ぞれほど難しいことではありません。

現実問題として、日本で生活することはあこがれや期待、夢だけではなく「どうやって稼ぐか」「どこに住まうか」ということが、あなたのその後の成長や成功を左右することになります。