外国人向け説明会 新型コロナウイルスのワクチン接種で総社モデルを【岡山・総社市】
新型コロナウイルスのワクチン接種について、総社市は市内在住の外国人を対象に接種の疑問などに答える説明会を開きました。 (総社市 片岡聡一市長) 「外国人の皆さん1人1人に寄り添い丁寧にきちんとやさしく対応していきますから安心してください」 やさしい日本語と外国語で記された資料。ワクチン接種の注意点などはポルトガル語や中国語など4つの外国語に訳しながら説明されます。技能実習生などとして人口の2.6%にあたる1820人の外国人が暮らす総社市が、接種の不安を解消しようと開いた説明会です。会場にはブラジルやベトナムなど14か国、約50人の外国人が集まり、医師や市の職員の説明に対して「持病やアレルギーがある人はどうしたらよいか」などと質問していました。 (参加した外国人は) 「いろいろ不安がある。通訳がいれば助かる」 「職場にベトナム人が約400人いる。この説明会で聞いたことを伝えたい」 また、参加者からは集団接種の会場に外国人向けのコーナーを設けてほしいという要望もあり、総社市は、今後検討することにしました。 (総社市 片岡聡一市長) 「特に外国人は言葉がわからないというハンディを持っている。総社市の外国人接種モデルが全国の先駆けとなるよう頑張る」 総社市では4月から高齢者を対象に順次、ワクチン接種が始まる予定で、外国人も同じスケジュールで行われます。
岡山放送