技能実習生、雪かき奉仕 小松
歩道の除雪に取り組むカンボジア人の技能実習生=小松市日の出町4丁目
小松市中心部の国道305号沿いで20日、カンボジア出身の技能実習生4人が歩道の雪かきボランティアに励んだ。歩道の一部では雪がうずたかく積もり、歩行者や自転車利用者が国道の隅を通らざるを得ない場所があり、実習生は小型除雪機やスコップを用い、地域住民らの安全を確保しようと汗を流した。
4人は建機・資材販売などを手掛けるイケガミ(同市)の関連事業所で実習を行っている。池上茂雄代表によると、実習生は昨年末から作業の合間に除雪に取り組んでいる。
この日は北浅井交差点から日の出町交差点間の約600メートルで、道路両側の歩道の雪をよけた。一部ではいまだに除雪車が車道から寄せた雪が積もる中、幅約1メートルの通り道をつくった。
小型除雪機を操作したテゥム・ピアケダーさん(26)は「機械を扱うのは難しいが、役に立てるよう頑張りたい」と意欲を語った。
21日は日の出町交差点から園町交差点にかけて除雪作業を進める予定という。
北國新聞社