40カ国で新規感染者最多記録…新型コロナパンデミック強まる
新型コロナウイルスのパンデミックが徐々に強まっている。この1週間に40カ国近くで1日の新規感染者数最大記録を塗り替えている。 ロイターは25日、新型コロナ新規感染者の増加傾向が米国、ブラジル、インドなど感染拡大が深刻な国だけでなく、オーストラリア、日本、香港、ボリビア、スーダン、ブルガリア、ベルギー、ウズベキスタン、イスラエルなど世界全域で明確に現れていると伝えた。 5月末まででも新規感染者は1日9万~10万人台だった。だが7月に入ってからは19万~20万人と2倍近く増加した。 ロイターは「3週間前まで1週間で1日新規感染者最多記録を塗り替えた国は7カ国だけだった。2週間前には13カ国、1週間前には20カ国に増え、今度は37カ国が新記録を立てた」と新型コロナウイルスの急激な増加傾向を説明した。 累積感染者が420万人を超えた米国は21~24日に4日連続で1日の死亡者が1000人を超えた。5月下旬から4日連続で死亡者が1000人を超えたのは初めてだ。 日本は東京五輪開幕までちょうど1年を残した23日に新規感染者981人で1日の感染者最多記録を塗り替えた。韓国も25日の新規感染者数は113人を記録した。4月1日の101人から115日ぶりに新規感染者が3桁となった。国境を閉鎖し外国人の入国を禁止するなど新型コロナウイルス対応に徹底したベトナムでも100日ぶりに新規感染者が発生した。新規感染者の感染経路が把握できておらずベトナム当局は緊張している。 新型コロナウイルス患者が急増するのはソーシャルディスタンスが緩んでいることが最大の要因と分析される。夏休みシーズンによる移動の増加は新型コロナウイルスの信管を抜く地雷畑になりかねないとの懸念も大きい。 鄭銀敬(チョン・ウンギョン)中央防疫対策本部長は新型コロナウイルスが韓国で発生してから6カ月を振り返り、「マラソンで10キロメートルほど走ったようだ」と話した。新型コロナウイルスとの長い戦いは避けられない宿命のため、ソーシャルディスタンスとマスク着用など基本的な防疫ルールをしっかり守ってほしいという呼び掛けだ。