東京のコロナ1週間患者数増加、前週の1.7倍に – 20・30歳代が7割、感染経路は3割が「不明」
東京都内の新型コロナウイルス感染症の1週間当たりの患者報告数が増加し、前週と比べて1.7倍の規模となったことが、16日に公表された東京都感染症週報で分かった。20歳代と30歳代で全体の7割を占めている。推定感染経路については、全体の3割が「不明」とされている。【新井哉】 週報によると、6日から12日までの週(第28週、保健所受理週)の患者報告数は前週比486人増の1198人(無症状病原体保有者193人を含む)で、第16週(4月13-19日)の1225人、第15週(4月6-12日)の1217人に次いで多い。 年齢別の患者報告数は20歳代が547人で最も多く、以下は、30歳代(297人)、40歳代(127人)、50歳代(79人)、10歳未満(46人)、60歳代(38人)、10歳代(35人)、70歳代(20人)などの順だった。 推定感染地は「国内」が1023人で、「不明」(164人)、「米国」(4人)、「フィリピン」「ブラジル」(共に2人)、「イギリス」「サウジアラビア」「スペイン」(各1人)もあった。推定感染経路は、▽「飛沫・飛沫核感染又は接触感染」(461人)▽「不明」(366人)▽「接触感染」(189人)▽「飛沫・飛沫核感染」(182人)-とされている。 2月1日に新型コロナウイルス感染症が指定感染症に定められたため、患者(無症状病原体保有者を含む)の報告数や年齢、推定感染地、推定感染経路が週報で公表されるようになった。2020年の累計患者報告数は8231人となっている。
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