ホストファミリー制度試行、企業通じて依頼 静岡県、留学生の受け入れ環境充実へ

ホストファミリー制度試行、企業通じて依頼 静岡県、留学生の受け入れ環境充実へ

2/15(土) 7:23配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 川勝平太知事の諮問機関「地域自立のための『人づくり・学校づくり』実践委員会」(委員長・矢野弘典ふじのくにづくり支援センター理事長)は14日、県庁で会合を開き、増加する外国人留学生の受け入れ環境の充実に向け、留学生を日帰り訪問(ホームビジット)で受け入れる「静岡型ホストファミリー制度」を試行すると決めた。県民と外国人留学生の交流を通じ、県民の国際化や、留学生を通じた県の情報発信、有能な人材の確保につなげる。

県内企業を通じて5家族程度にホストファミリーを依頼し、県立大と静岡大の留学生5人程度を受け入れてもらう。ふじのくに地域・大学コンソーシアムの協力を得て、4、5月と9、10月の2回募集する計画。

ホストファミリーへのホームビジットをはじめ、協力企業への訪問やインターンシップ、全体交流会などを予定。成果を検証してその後の本格実施を目指す。

実践委の委員からは「農家での受け入れなど、ニーズに臨機応変に対応できる制度にする必要がある」「地域で孤立しやすい技能実習生のマッチングも検討してほしい」といった意見が出た。

一方、実践委の下部組織として「才徳兼備の人づくり小委員会」を設置することも決めた。長期的視点の教育テーマに対して現況やニーズを調査し、実践委を通じて県総合教育会議に施策を提案する。委員長に就任する池上重弘静岡文化芸術大副学長は「実践委で意見集約をしやすくする役割を果たしたい」と語った。

静岡新聞社

最終更新:2/15(土) 7:23
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