CJA日本語学校(高砂市中筋、TEL 079-490-3363)が「日本語教師養成講座420時間」の5期生を募集している。(高砂経済新聞)
2019(平成31)年4月に播磨地域で初めて、文化庁届出受理講座として開講した同講座。姫路市を中心に学習塾を展開する「岡村ゼミナール」が同校を設立。高砂地域でも外国人労働者や世帯が増え、日本語教師の需要が高まっていることを背景に開講したという。
講師の角田祥子さんは「日本語教師というと外国語もできなければなれないというイメージを持った方が多い。実際には日本語のみで教える『直接法』を採用している。地元で働く外国人へ日本語や文化を伝えたい人、交流を目的に講座に参加する人も多い」と話す。
講座では資格取得に必要な基礎理論、実践演習、教育実習を420時間かけて学ぶ。基本のカリキュラムに52時間の受講時間を追加して用意する。実践演習に時間の半数以上を割くことで、より実際の現場に近い学習ができるという。講座修了後も再度授業に参加できる制度も設け、復習が可能。講師の廣瀬みなとさんは「現在は4期生が受講しているが、修了生も復習に来ることがある。修了生から現場の経験を聞くなど、生徒の間で交流が盛んで意見交換も活発」と話す。
角田さんは「今後も地域に目を向け、外国人へ向けた講座も構想している。受講生はさまざまな経験を持った人が多く、毎日新しい発見ができると好評を頂いている。これからも一人一人に適した学びを提供したい」と話す。
学費は55万円(入学金2万円、教材費3万円含む、税別)。
みんなの経済新聞ネットワーク
最終更新:2/17(月) 12:15
みんなの経済新聞ネットワーク