台北メトロの新運賃割引制度、2月1日施行へ 乗車回数に応じて還元/台湾

台北メトロの新運賃割引制度、2月1日施行へ 乗車回数に応じて還元/台湾

1/20(月) 18:07配信

中央社フォーカス台湾

(台北中央社)台北メトロ(MRT)で導入される新運賃割引制度の実施開始日が来月1日に決まった。台北市政府と新北市政府が16日発表した。割引制度はICカード乗車券利用者を対象にしたもので、運賃を一律2割引する現行制度を廃止し、乗車回数に応じて現金で還元する方式に改める。乗車回数が多いほど還元率が高くなり、最大で支払った運賃の3割が戻ってくる。月間31回以上乗車すれば、還元率は2割以上になる。

台北メトロで利用できる4社のICカード全てで割引制度が適用される。利用できるのはイージーカード(悠遊カー)、iPass(一カー通)、icash(愛金カー)、HappyCash(有銭カー)。65歳以上の高齢者や心身障害者、6歳から12歳未満の子供を対象にした割引運賃、バスとの乗り継ぎ割引、定期券は現行のまま維持される。(カー=上の下にト)

乗車回数と支払った運賃の総額は毎月1日から同月末日までの期間で計算される。回数はカードごとに記録され、複数枚での合算はできない。翌月1日以降で最初に改札を通過した際に、還元金がICカードに直接入金される。翌月1日から6カ月以内に入金されなかった還元金は無効になる。還元金は現金として使用可能。

還元率は11~20回=10%▽21~30回=15%▽31~40回=20%▽41~50回=25%▽51回以上=30%。

還元の例を挙げると、3月に1枚のICカードで35回乗車し、支払った運賃の合計が700台湾元だった場合、その2割の140元が還元額となる。4月から9月までの期間に同一のカードで台北メトロの改札を通過した際に、還元金140元がカードに入金される。(1台湾元=約3.67円)

新運賃割引制度導入に合わせ、ICカード運営各社は優待キャンペーンを実施する。

(編集:名切千絵)

最終更新:1/20(月) 18:07
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