北海道の食品を紹介する「北海道産品商談会」が14日、ベトナム・ホーチミン市で開催された。北海道の食品企業17社が参加し、製品を地場の飲食店や小売り、輸入業者などに売り込んだ。
同商談会は、ホーチミン市で3回目の開催。参加企業は菓子やコメのほか、サプリメント、調味料などを出品した。
農産品や観光土産品などの卸売りを手掛ける不二屋本店(函館市)は、自社オリジナル商品である「はこだてプリン」やドレッシングなどを出品。担当者によれば、はこだてプリンは常温で1年保存でき、輸出に向いた製品だという。同社は海外での販路開拓を積極的に進めており、シンガポールやタイのアンテナショップなどで販売した実績がある。ベトナムでも、はこだてプリンの試験販売を実施している。
洋菓子や冷菓類の製造・販売を手掛ける高橋牧場(ニセコ町)は、ヨーグルトやチーズを紹介した。ベトナムの市場調査を兼ねて出展し、来場者に試食をしてもらい反応を探った。チーズ製造の責任者である遠藤威氏は「チーズもヨーグルトも味は好評価を得ている」と話し、ベトナム市場の開拓へ意欲を示した。
ホーチミン市の高層ビル・ランドマーク81の地下1階では、北海道フェアが1月5日~3月5日の日程で開催されている。今回の商談会に参加した一部の企業は同フェアに製品を出品している。
最終更新:1/15(水) 11:30
NNA