中部空港国際線「検疫体制の拡充」緊急要望へ コロナで入国制限の大幅緩和受け

中部空港国際線「検疫体制の拡充」緊急要望へ コロナで入国制限の大幅緩和受け

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
毎日新聞

大村秀章・愛知県知事=黒尾透撮影

 新型コロナウイルスによる入国制限が1日に大幅緩和されたことを受け、愛知県の大村秀章知事は8日、赤羽一嘉国土交通相と田村憲久厚生労働相を訪ね、中部空港の検疫体制の拡充などを緊急要望する。  外国人の入国は1日から世界全地域の留学生、技能実習生、家族滞在なども可能になった。国は羽田、成田、関西の3空港で感染の検査体制を拡充している。  一方、中部空港発着の国際線は感染拡大前の週482便に対し、現在は5便。航空会社などから「再開したいが、検疫の処理能力を考えると難しい」との声が上がっているという。  要望は▽検査官の増員や民間検査会社の活用▽検疫体制により午後2時までに制約されている国際便の到着可能時間を同6時ごろまで拡大▽成田と関西に限られている中国、韓国からの旅客便の到着制限廃止――の3点。県の担当者は「技能実習生は愛知が最も多く、ビジネス需要が高いことを理解してもらいたい」と話している。【太田敦子】

【関連記事】

WBS株式会社英語サイト

WBS株式会社中国語サイト