若者世代の日系人、74%が“日系人として高い意識” 日本財団が初の意識調査

若者世代の日系人、74%が“日系人として高い意識” 日本財団が初の意識調査

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笹川陽平会長

 日本財団は31日、都内で初の世界規模『日系人』の意識調査について記者発表会を開催。若い世代の日系人は、日系人意識が希薄しているとの声があったが、74%の若者が日系人としての強い意識があり、80%以上が「頑張る」という日本人特有の価値観を引き継いでいると発表した。 【画像】日本とのつながりについて地域別回答  世代が進むにつれ現地化が進み、日系人の意識が希薄化すること。海外に移住する日本人が増え、新日系人が増えていることなどを踏まえ「若年層は本当に日系人の意識が薄れているのか?」という実態を調べるために、調査が行われた。  調査対象は、18歳から35歳の若い世代。アメリカ、カナダ、ブラジル、ペルー、パラグアイ、アルゼンチン、イギリス、オランダ、フィリピン、オーストラリアと日本に住む日系人に対し、10人前後の座談会形式とオンラインアンケートで行われた。  回答数は約3800人で「日系人としてのアイデンティティーをどの程度感じるか」という問には、74%が高いと回答。また、重要だと思う価値観は、「頑張る」が1位になり、「尊敬」「感謝」「もったいない」「正直」と続いた。さらに、90%以上が「国を超えた日系人のつながりを求めている」と答え、79%が「日本とのつながりを感じている」という結果が発表された。  同財団の笹川陽平会長は「調査結果は予想外、ユニークな回答もあり、広く知っていただくことが私たちの仕事でもプラスになる。より幅広い日系人と日本社会との関係を構築していきたい」と意欲を語った。

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