台風4号(ハグピート) 沖縄・先島諸島で35m/s超の暴風を観測 暴風雨に警戒
台風4号 予想進路
8月3日(月)6時現在、台風4号(ハグピート)は沖縄県の石垣島の西北西の海上を北北西に進んでいます。7時の時点では、石垣島や西表島、与那国島の一部が風速25m/s以上の暴風域に入っていると推定されています。 ▼台風4号 8月3日(月)7時推定 存在地域 与那国島の東北東約70km 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 北北西 15 km/h 中心気圧 985 hPa 最大風速 30 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 45 m/s
このあとも暴風雨に警戒 40m/s近い暴風も観測
7時30分現在も八重山地方には暴風警報が発表されていて、暴風域に入っている西表島のアメダス大原では37.9m/s、石垣島でも36.4m/sと、35m/sを超える最大瞬間風速を観測しています。また、西表島の南にある波照間島では、7時30分までの1時間に41.5mmの激しい雨が降りました。 台風4号は中心の南東側に発達した雨雲が見られ、その周辺では雨風が非常に強まっているという特徴があります。 すでに台風の中心は西表島や石垣島の周辺を通過したものの、このあとさらに発達する見込みです。午前を中心に、石垣島や西表島、与那国島の周辺では、最大瞬間風速40m/sで近い暴風のおそれがあります。それに加えて、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降るおそれがあります。 暴風雨に厳重に警戒をして、無理に外出をせずに雨風が収まるまでは安全な場所で過ごすようにしてください。
週後半は北日本で雨に注意
予想天気図 6日(木)9時
沖縄を通過後の台風4号は東シナ海から中国の華中沿岸へ進み、勢力を落として熱帯低気圧に変わる予想です。その後は進路を北東に変え、温帯低気圧に変わって朝鮮半島から日本海方面へ進む見通しです。 この温帯低気圧は梅雨前線と一体化して、週後半に北日本に近づく可能性があります。北日本では大雨となるおそれがありますので、今後の情報に注意するようにしてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。 台風4号の名前「ハグピート(Hagupit)」はフィリピンが提案した名称で、“むち打つこと”を意味する現地の言葉です。
ウェザーニュース