新型コロナウイルス流行の影響で、アルバイトができない学生らに対し、龍谷大(京都市伏見区)が2日、食材を提供する支援を始めた。大学職員が、深草キャンパスなど3カ所で、米や野菜、インスタント食品など1週間分の食材約500食を学生に手渡した。
同大学が約3600人の学生に調査したところ、1人暮らしの学生のうち、約半数が食生活に不安を持っていることが分かった。そこで、教職員や卒業生に寄付を募り、学生や留学生に対し1食100円で支援を行うことにした。
初回は無償で、キャンパスごとに3回に分け、入澤崇学長ら職員が、うどんやパスタ、肉類や調味料とともに、レシピが入った食材セットを一人ずつ学生に手渡した。経営学部2年の男子学生は「飲食店2カ所でバイトしていたが、4月はどちらも休みになった。バイト代が生活費の4割だったので非常にありがたい」と話していた。同大学は、8月まで支援を続ける予定。
最終更新:5/7(木) 11:03
京都新聞