岐阜市は、新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控え、相談窓口に来ることもためらう市内在住の外国人らを対象に、インターネット電話「スカイプ」を使って相談に応じる取り組みを始めた。英語や中国語、タガログ語に対応している。仕事が多忙で来られない外国人の利用も想定し、相談体制を充実させた。
市は、みんなの森ぎふメディアコスモス(同市司町)に相談窓口を設け、市国際交流協会の外国語相談員が外国人からの生活相談に応じている。税金や国民年金、在留資格、子育てなどに関する相談が多く寄せられるという。
スカイプによる相談は、英語が毎日、中国語は火、木~土曜日、タガログ語は日~木曜日のいずれも午前10時~正午、午後1時~同4時まで受け付ける。4月以降、ベトナム語やボルトガル語にも対応する予定。使用するスカイプのIDはgifucity-iea1など。
スカイプ同士の通話は無料(通信事業者のデータ料金が適用される場合がある)。利用者はあらかじめソフトをインストールし、IDを取得する必要がある。
外国語相談員のラマダ・ジョスエ・ダトさんは「新型コロナに関する相談も受け付けている。さまざまな分野の相談に応じるので利用してほしい」と呼び掛けている。
岐阜新聞社
最終更新:3/12(木) 8:21
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