(東京中央社)安倍晋三首相は20日、衆参両院本会議で施政方針演説を行い、夏の東京五輪・パラリンピックに関して、東日本大震災の被災地である岩手県野田村が台湾のホストタウンになったことを紹介した。安倍首相が「台湾」と口にすると、国会議員から「おおー」という歓声や大きな拍手が上がった。
岩手、宮城、福島の被災3県の自治体の一部は「復興ありがとうホストタウン」として東日本大震災時に支援を寄せた国・地域と交流する。首相官邸が公表している資料によると、台湾のホストタウンになっている被災自治体は、野田村のほか、岩手県大槌町、福島県南相馬市、北塩原村の4自治体。被災地以外を含めると、台湾のホストタウンは昨年12月27日現在で25自治体に上り、国・地域別で最多となっている。
(楊明珠/編集:名切千絵)
最終更新:1/20(月) 19:33
中央社フォーカス台湾