2020年東京五輪・パラリンピックでベトナムとスイスのホストタウンに登録している福島市は4日、市中心部の街なか広場などで、両国の文化を紹介する「ホストタウンフェスティバル」を開いた。参加者は民族衣装や食を通して相手国への理解を深めた。
ベトナムコーナーでは民族衣装アオザイのファッションショーがあり、福島大の留学生や技能実習生が色鮮やかな衣装で登場すると会場から拍手が起きた。1989年から活動する同市のふくしま・ベトナム友好協会などがブースを設け、料理や雑貨を販売した。
スイスコーナーには26州の民族衣装を紹介するパネル展示や、弓の名手として知られる伝説上の人物ウィリアム・テルにちなんだ的当てゲームが用意された。
市民で唯一のスイス出身者の主婦佐藤ローザマリーさん(65)は「ホストタウンとしてのつながりをきっかけに、スイスを詳しく知ってほしい」と話した。
最終更新:11/5(火) 10:02
河北新報