日本政府観光局が外国人向けに、英語で災害情報を掲載するツイッターの専用アカウントのフォロワー数が、台風19号の接近した11~14日で3倍に急増したことが分かった。赤羽一嘉国土交通相が、16日の参院予算委員会で明らかにした。
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政府観光局は、昨年9月の台風で関西空港が被災し、外国人旅行者にも大きな影響が出たことなどを受け、同10月に公式アカウント「Japan Safe Travel」を開設。台風の進路や交通機関の最新情報を提供している。
フォロワー数は、今回の台風19号接近前に約7千人だったが、通過後には約2万2千人まで増えた。同局は、台風の勢力が強く不安を感じて防災情報を求める外国人が多かった▽ラグビーワールドカップの期間中だった-ことを理由に挙げている。
また同局は10日、中国人がよく使うサイト「微博(ウェイボ)」にも中国語で災害情報を伝えるアカウントを開き、台風19号が過ぎた16日時点のフォロワー数は約2200人に上った。 (湯之前八州)
西日本新聞社
最終更新:10/17(木) 9:44
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