モバイル決済サービスの誕生によって、現金を持たずに外出することは今や中国人にとって日常的なことです。バス、シェア自転車、友人との会食、オンラインショッピング、水道光熱費の支払い、観光地の入場券、映画、医療など、モバイル決済は日常消費で当たり前に利用できるようになっています。また、交通違反の罰金や寄付金の支払いもモバイル決済で行うことができます。あらゆる支払いにモバイル決済を利用できるようになり、中国人のライフスタイルには新しい変化がもたらされています。
調査機関であるiiメディアリサーチ(艾媒諮詢)の発表によると、2017年の中国モバイル決済取引規模は前年比28.8%増の202兆9000億元に達しました。利用者数は5億6200万人で前年比21.6%増。モバイル決済サービスの改善や消費者意識の変化に伴い、モバイル決済サービスはさらに普及し、取引規模は引き続き成長していく見通しです。
中国のモバイル決済サービスの代名詞と言えば「Alipay(アリペイ)」と「WeChat Pay(ウィチャットペイ)」。
「Alipay」はアリババグループが提供する中国最大規模のオンライン決済サービスで、強力なECプラットフォームと豊富な支払シーンを備えています。一方、中国トップのソーシャルプラットフォーム「WeChat」のモバイル決済サービスである「WeChat Pay」は、顧客ロイヤリティが高く、巨大なトラフィックを持っています。
中国の市場シェアを見ると「Alipay」と「WeChat Pay」の2サービスで92.53%に達し、流通分野において圧倒的シェアを占めています。
QRコードは日本人が開発、中国人によってモバイル決済の手段として一般的に普及し、現在ではさまざまな生活シーンで幅広く使われています。
2011年、中国のEC大手アリババグループ「Alipay」のスマホアプリを通したQRコード決済機能の提供を正式に開始し、オフライン決済の市場に進出しました。それ以来、「Alipay」はユーザーの生活に深く浸透しています。「Alipay」アプリは以下のような機能を搭載しています。
最終更新:6/27(木) 9:31
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