増加する外国人に対応 鹿児島県が生活相談窓口開設 19言語に対応

増加する外国人に対応 鹿児島県が生活相談窓口開設 19言語に対応

10/18(金) 13:04配信

南海日日新聞

 鹿児島県内在住の外国人増加などを受けて県は今月4日、生活全般の相談に応じる「外国人総合相談窓口」を鹿児島市のかごしま県民交流センターに開設した。就労や医療・福祉、在留資格など生活に関するさまざまな相談や問い合わせなどを受け、関係団体や公的機関への“橋渡し役”を担う。

相談窓口は県から委託を受けた県国際交流協会が運営。日本人とベトナム人の相談員2人を配置し、民間の多言語通訳サービス企業と提携して電話や直接面談で相談や問い合わせに応じる。

対応可能な言語は、日本語や英語、中国語、ベトナム語、タガログ語など19言語。県の出先機関や各市町村などにもリーフレットを配布して周知を図っており、問い合わせや相談が1日に数件、寄せられているという。

寄せられた相談内容について同協会は「具体的には明らかにできないが、生活上で必要な幅広い分野にわたる」と説明。対応に当たる上山京子相談員は「安心して鹿児島での生活が送れるよう、お手伝いしたい」と話した。

県の推計人口調査結果によると、県内在住の外国人は9月1日現在で1万2219人。2014年同月の5308人から5年間で2倍以上に達した。

増加が続く外国人の受け入れ策として、県は本年度「かごしま外国人材受入活躍推進戦略」の策定作業を進めており、外国人が安心して就労、生活できる環境整備を総合的に展開していく。

外国人総合相談窓口の対応時間は、月曜日を除く午前9時~午後5時。電話070(7662)4541。

奄美の南海日日新聞

最終更新:10/18(金) 13:04
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